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安心できるインプラント治療を目指して
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以前とは異なり、
インプラントの治療は多くの歯科医院で行なっています。きちんと説明をされず、破格の費用を請求されたり、費用がかなり安いところもでてきて、粗悪なものや精度の悪い部品と使ったりと問題がでてきているのも事実です。
インプラントの治療は一回で済むものでもなく、一度入れたらそこで終わりのものでもありません。
安心して治療を受けるためにも患者様にも十分納得がいき、協力してもらうことが必要です。

また、治療が失敗しないようにするためには、守らなければならない原則があります。
それらの原則を守らずに、基本を無視した治療を行なうと失敗が起こります。インプラント治療はそれほど失敗が起こるものではありませんが、失敗を起こった場合には、治療する側(歯科医)、受ける側(患者)それぞれの原因が考えられます。
●歯科医の責任
あってはならないことですが、まず歯科医の判断力や技術の未熟が考えられます。たとえば、残っている天然歯の歯周治療を見過ごしたり、放置したまま治療にとりかかったり、あるいは営利主義に走り、患者に十分な説明をしない、また、それらが原因で治療がスムーズにすすまないなどは、すべて歯科医の責任といえましょう。
インプラント治療の流れにそってみると、
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外科手術(埋入ならびに頭出し手術)では
埋入時に発熱や感染、初期固定の不足、設定ミス(インプラントの埋入位置や方向、長さ、本数の不適切)など
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上部構造製作では
上部構造の不適合、ネジ締め力の不足、上部構造が清掃しにくい形をしているなどの設計ミス、咬み合わせの調整の不十分など
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メンテナンスでは
メンテナンスの必要性を十分に説明していない、適切な清掃指導や定期検診を行なわないなど
●患者様の責任
インプラントを入れた後に患者様にもっとも気をつけていただきたい事にメンテナンスがあります。
「インプラントを入れた後に気をつけること」にも記載しているとおり、清掃の不良は、患者様の責任といってもよいでしょう。
清掃をしないほか、定期検診を受けない、ナイトガードを装着しない、喫煙量を減らさないなど、歯科医との約束事項を守らないとインプラント治療が失敗する結果になってしまいます。
信頼できる関係を作り、お互いの協力があってこそ治療はうまくいきます。
何か不明なことや不安なことがあれば、いつでも気軽におっしゃってください。
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